リノベ日誌③ エレカシを口ずさみながら布団を干す

布団を干す エレファントカシマシ リノベーション リノベ日誌
太陽のもと、気持ちよさそうな布団。

今回は、リノベーション番外編。
事務所用としてリノベ中の家屋のすぐ近くに、もう一軒お片付けをしている建物があります。
ここは1階の部屋ははほぼ片付いていて、使うことが可能な状態。
水道もガスも通っています。
2階はまだ片付けと掃除ができておらず、事務所リノベと並行して実施中。
そこで先日、憧れの『屋根で布団干し』をしました。

エレファントカシマシを口ずさみながら

2階の押し入れには、大量の布団がありました。
寝具だけならまだわかるけれど、大量のこたつ布団も。
なぜこんなにこたつ布団が必要なのか。
木造で冬が寒いから、昔は今ほど暖房器具がなかったから。
色々事情があったのだろうと思う。
とにかく、出てくる出てくる、布団。
それらを干す場所を探していた時、広々とした日当たりの良い屋根が目に入った。
ここしかない、ということで、部屋の四方の窓を開け広げられるだけ広げた。

ところで、おかみさんが布団を干す描写がある邦楽ロックをご存じですか?
その曲とは、エレファントカシマシの『おかみさん』。
あまたある日本のロック曲で、おかみさんが布団を干す描写が出てくるのはこの曲だけではないだろうか。
たぶん。
私はその曲を口ずさみながら布団を干しました。
私、エレファントカシマシが好きなのです。

見たことのない懐かしい光景

屋根に並ぶ布団。
この風景、懐かしい……けれど経験のないこと。
経験していないこと、見たことのない景色、それでも懐かしさを感じるのはなぜでしょうか。
アニメや映画で見た風景が心の奥底に残っているのかもしれません。
はたまた、日本人のDNAに刻まれた記憶?
なんて考えてしまいます。人間の記憶って不思議ですね。

布団を屋根で干すことは、今は安全面や家の作り上、あまり(ほとんど)見られない光景です。
ちなみに、子供の頃に憧れた「屋根で寝転がる」は、安全を考慮してちゃんと自粛しました。

お日様の匂いの正体

さて、みんな大好きお日様の匂い。
ダニの死骸の匂いなのだという聞きたくなかった説がありますが、最新の研究では、それは違うと証明されたようです。ああよかった。
お布団や洗濯物から香る、お日様の匂い。
その香りは、太陽光と空気中のオゾン、そして布の素材が反応して生まれる化学物質によるものだそうです。

• 布に含まれる水分がレンズのように紫外線を集める
• 空気中のオゾンと繊維が反応して香り成分が生成される
• 特に綿素材は香り成分を保持しやすい

つまり、太陽の光・空気・水分・布の素材がそろって初めて、あの「お日様の匂い」が生まれるんですね。

さらなる安眠を求めて

今回、中古家屋の布団を屋根で干すという貴重な経験をしましたが、やっぱり自分の布団も陽の下で思いっきり干したい!
私はいまのところ、眠れない夜というものはほとんどないのですが、さらなる安眠を求めて、自分の布団も気持ちよくふっくらさせたいです。

さて、事務所のリノベーションは、障子を洗って古い障子紙をキレイにはがすところまで進んでいます。
次の休みが晴れたら、ぜひともトラックを出して大きなタンスの移動をしたいところ。
大物が移動できたら、掃除が本格的にできます。
ぼちぼち、がんばります。

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